2021/02/08
引き続き腰が痛い。
明日は病院に行く。
朝、昨日彼が煮てくれた手羽先と大根の煮物。
昼、雑穀ご飯、カリフラワーとジャガイモのタルカリ、手羽先と大根の煮物、菜の花のかき玉汁。
夜、厚揚げのお好み焼き風、厚揚げの生姜醤油和え、菜の花のかき玉汁、いんげんの肉巻き、大根の煮物、タルカリ。
料理をする時、独りよがりにならないようにしなきゃいけないなと思う。
彼が嫌いな材料を使わないとか、料理で承認欲求を満たさないよう気をつけるとか、作りすぎないとか、栄養バランスを前日の食事と合わせて考えるとか。
美味しいのカツアゲをしたくないし、自分が満足するだけの料理を作りたくない。
私の承認欲求は、私が満たすのだ。
私は和食が好きで、おつまみが好きで、ナマモノが苦手で、カロリーや糖質よりも栄養価のバランスや、材料に熱を通す事を軸にして献立を考える。
多分、周期的な不調などに対抗するために栄養を取りたいと言う体の欲求と、職業柄全体効率を重んじる癖があるからだと思う。
彼はダイエットを中心に据えた食生活で、技巧派なので、カロリーが低くて、作りが凝っていて、美味しければ、栄養価についてはこだわりがないらしい。
もともとスポーツをしているので、私とは生活習慣や体が違うのだ。
難しい作業をたくさんこなしていて、いつも私では作れないようなかったお料理を出してくれる。
私が結婚を意識したのは30代に入ってからだけれど、これは30代でやっと他人を気にする余裕が持てたからかもしれないと思っている。
とろいのかもしれないが、20代はある程度の分別を学ぶために投資したのだ。
20代のあいだ、ずっと遊びたいと思っていた。やりたい事も、行ってみたい場所も、出会いたい人もたくさんあった。今よりも自分を優先することばかり考えていた。
愛想の良さと若さでちやほやされ、ちゃらちゃらと遊び歩き、無責任な人間関係に甘えていた放蕩者だった。
料理は得意だったけれど、恋人から「美味しい」を引き出して承認欲求を満たすために作っていた事を否定できない。かと思えば、料理を作って言う事をきく女だと甘く見られるのが嫌だったので面倒な関係性の人間には一切料理を振る舞わなかった。
とにかく他人との関わり方に対する分別や、愛情や、誠実さがなかった。
きっと20代で結婚しても気軽に他人を不幸にしたと思う。
とても楽しかったが、私の20代はそんな風だった。