この家にはかつての愛が溢れている。 家具について話しながら、私は一度結婚した人と結婚するのだなと思った。 彼は私に申し訳ないと言う。申し訳なく思う必要はない。ただの過去の一側面に過ぎないのだから、引け目に思うことは一つもない。 自殺した先妻に…

ピルを飲んでいても生理前は眠い。 今日は役所広司の映画を見てから帰宅し、いつの間にか眠っていた。 起きると彼はゲームをしていて、お風呂に入っておいでと言われて軽く食事をして晩酌をした。 前の奥さんは怒鳴ることをした人らしい。 「付き合っていた…

彼が帰って行った。 またちょこちょこ来るつもりだと言っていた。1人は1人で思い切り楽しむ予定なのでニコニコしながら頷いた。 今夜は私が行く番。 結婚するにあたり「私は自分専用の男の人が欲しかったのかもしれない」という江國香織の本の文章を高頻度で…

自分の家に戻ってきた。 引越しに向けて、断捨離をしている。顔合わせの後に彼の家に引っ越すつもりだ。 引越しのたびに、ああ私はためらいなく色んなものを捨てることができるのだと安心する。 彼は対照的で、酔わないと物を捨てることができないらしい。 …

太田光の芸人人語を読んでいる。 太田さんの書く文章は理屈っぽく、真摯に言葉を尽くしていて、真面目で、情熱的で、とても純粋だ。まさに爆笑問題の太田光そのもので、愛おしい。私は長年のカーボーイリスナーなのだ。 本の中で、皇位継承について、形式的…

ゼクシィを開いていると彼が寄ってきてくれる。 気を遣ってくれているのかなぁとか、煩わしくないかなぁと心配しつつ、話が長くならないように情報共有をする。 今回はフォトスタジオの話をした。両家が来やすい場所がいい。 ほかに、携帯電話の小さな画面で…

乱れに乱れた週末。 結婚の自覚がやっと湧き、あわててゼクシィを購入、タイムスケジュールを立てた。私はいつだってエンジンがかかるのが遅い。

つい昨日、結婚するのだと自覚が湧いた。 夏に入籍することまで決めておきながら、なんて事だろう。何もしていない。 親孝行も兼ねて、きちんと形式的な作業をこなさなければいけない。

色々と余計なことを考えている。 今日は死にたい気持ちはどういうところから引き起こされるのだろうと考えていた。 その時いる環境が嫌いでたまらないから。 自分は必要とされていない存在だと感じるから。 その環境に居続ける力や魅力はないけれど、他の環…

しばらく彼の家で過ごさなかった。 「淋しかった？」と聞かれたとき「一人で過ごすの、じつは結構楽しい」と思っても言葉には出さない。 今は離れていても平気だけれど、それとは別に、この先は一緒にいて欲しいので。

今日は漫画をよく読んだ。 麦の惑星、ブラ婚、久保さんは僕を許さない。 一時期はサスペンスがギャグしか読めなかったのにラブコメばかりだ。 常に恋愛が不毛だったからかもしれない。私が心の底から愛していた昔の男は私の家に泊まらなかった。 昔セフレに…

実家で太った太ったと言われた。 歩く事にしなきゃと思った。最近はずっと外に出ていない。 腰が痛いのは、たぶん、太ったからだ。 上野のhatoyaでダウンコート、トレンチコート、キャメルと白とグレーのセーター、茶色のチェックのスカートを購入した。 そ…

「夢精しちゃった」と、友達から報告が届く。 数年前にもしたそうだ。 体質なのだろう。そう思い「そう言う体質なのね」とコメントした。 妻にも正直に報告し、子どもにも夢精とはなんぞやと話をしたらしい。下ネタを家族の話題にするのかと驚く。教育なのだ…

朝、ポテトサラダ。 昼、四川風牛肉煮、水餃子。 夜、ネギ豚、グリーンサラダ、ごぼうとにんじんのお味噌汁。 中華料理屋の帰り道に「そういえば、婚約指輪を探さなくちゃ」と彼に言われた。 前の奥さんには婚約指輪をあげたのかもしれない。 「要らない。あ…

朝、干し芋、水餃子。 昼、雑穀米、豚肉ネギ塩ソース和え、ほうれん草と揚げのお味噌汁、ニンジン入りきんぴらごぼう 夜、ほうれん草と揚げのお味噌汁、ポテトサラダ、きんぴらごぼう、メカジキねぎ塩炒め。 仕事でジリジリとした。無我夢中で22時に仕事関係…

「ぱこる」と言う単語を初めて知ったのは日本に帰国してしばらくしてからだ。 職場の人が誰かを罵るために使っていた。 「こちらが大変な思いをしているのに、あいつは不倫でぱこってた」という使い方だった。 あの時の衝撃は忘れない。 外国育ちでうぶだっ…

引き続き腰が痛い。 明日は病院に行く。 朝、昨日彼が煮てくれた手羽先と大根の煮物。 昼、雑穀ご飯、カリフラワーとジャガイモのタルカリ、手羽先と大根の煮物、菜の花のかき玉汁。 夜、厚揚げのお好み焼き風、厚揚げの生姜醤油和え、菜の花のかき玉汁、い…

腰が痛い日。気圧の変化も効いてとても眠かった。 彼が美味しいご飯を用意して待っていてくれた。心置きなく飲んだ。 酔っ払っていても、疲れているところに甘えるような女でも、君が良いと抱いてくれる人もいる。

彼の家を朝でて、自分の家へ。 家の前で彼が目が痒いと呟いており、可哀想にと同情した。花粉なんか嫌いだ。私は彼を助けられない。無力だ。 池袋でチョコレートを購入した。 軽井沢いぶるのアーモンドチョコレートとマカダミアナッツチョコレート、そしてGO…

今年の阪神は強いと思うから楽しみにしていて、と聞く。 俺に監督させて欲しいと言う野球ファンは、いつだって可愛らしい。

女性がいると会議が長くなるらしい。 議題の性質や、出席している人の立場や、利害関係や、話し方の癖などが絡んで会議の時間は決まると思っていた。 色んな価値観の人がいるが、私はこういう人のものさしに振り回されることなく生きたい。

腰が痛い。寒いからだろうか。 夜は22時から海外と電話会議なので、彼に「22時からミーティングがあるから、21時半からすこしだけ電話をしてもいい？」とお願いをした。 若い頃の日記を読んでいたら「最低でもこれから半年間はセックスしない」と宣言をして…

1人で過ごす予定だったが、彼がうちに来てくれた。「ゆうちゃんがいないと寂しい」なんて、私にはもったいない言葉だ。 朝卵サンド、昼蕪とチキンのスリランカカレー、夜鯖の塩焼き、ジャコピーマン、海老と葉野菜のサラダ、塩昆布入り卵焼き、蕪と蕪の葉の…

朝は干し芋とツナのオープンサンド。 彼は慌ただしく準備をして、干し芋をいくつかかじり出勤していった。 平日朝の男はいつも忙しそうで少しだけ冷淡だ。キスだけして出てゆく。それでも夜中に帰って行く男より、朝帰る男の方が私を泣きたい気持ちにはさせ…